慌ててつくる麗奈ちゃんを 可愛いなーなんて思いながらも、 あたしはカウンターに戻った。 「萌亜、あと何時間でバイト終わる?」 「ん!?んーと……あと1時間ぐらいかな?」 腕に着けている 防水の腕時計を見ながら確認する。 「それってみんな!?麗奈も!?」 「………れ、麗奈!?」 い、今 山口くんが麗奈ちゃんのこと……! 「あ、いや!気にすんな♪」 山口くんは 苦笑いをしながら言う。