アタシは、メッチャ回る竜巻の中で、頑張って目を開けた。 ぐるんぐるん回っていた竜巻が、だんだん弱くなってきた。 そして竜巻はとうとう小さくなって、風に戻った。 あ~~~。回りすぎて気持ち悪っ。 ぐうぇ~~。 「着いたぞ、大原緩名。行くぞ。」 気持ち悪くてそれどころじゃねーよ。・・・うえぇ~。吐きそう。 「いや無理ッス。マジ吐きそう。」