『くわぁ・・』


大きく口を開けて、欠伸する。



皐もいつの間にか逃げたし・・。


あーぁ。もう本当に寝ちゃうか・・・。



ゴロンッと畳の上に横になった瞬間、スパーンと威勢良く襖が開いた。


「おーい。局長が呼んでるぜ」


そう言いながら、寝転んでいた俺を無理やり立たす男。


しかも、その男はそのまま勝手に俺を引きずっていくし・・。


もういいや・・。どうでも。


何か物凄い面倒だし・・・。


ふわぁ・・・


早く宿に行って眠りたい・・・。