『ここから一人で行けるか?』


「あ、大丈夫です!」


そう言いながら笑う春乃。しかし、その表情は引きつっていた。


『フゥ・・最後まで行くか』


そう呟いて、再び足を進める。


「え、ここまでで・・!」


『別にここでも、あっちまででもさして変わらない』


そういえば、ありがとうと言って、素直に従った。


大きな門の前、1mはなれたところでその門の前に立っていた2人の男がこちらに気が付いた。


そして、ここからが凄かった・・。


男たちが何か大きな声で叫ぶと、中からたくさんの男たちがドヤドヤト出てきて、俺から春乃を引き離し、俺を縄でグルグル巻きにして、何故か変な部屋に閉じ込められた。



・・・ハァー。俺が何したって言うんだ・・・。


面倒だし・・寝てもいいかな・・・。