俺が喋る暇も無く、両手をグルグルと縄で縛られる。


・・きつっ。


春乃は心配そうな顔でこちらを見ているが、多分平気だろう。



縛られている手で、クイッと頭に被っている布を目元を覆い隠すように下に下げる。


「ほら、行きますよ。さっさと歩いてください」


グイグイと俺を縛っている縄を引っ張る沖田。


・・・。何かイラつくなぁ・・。


そのまま、引きづられるような形で俺は沖田に昨日閉じ込められていた部屋へと連れて行かれた。


・・俺、引きづられること多いな。昨日も引きづられたしな・・。


「とりあえず、近藤さんに聞いてくるから待っててね」


それだけ残すと、パタンッと襖を閉めて暗い部屋に置いて行かれた。


・・・眠い。


どうせ、直ぐには来ないだろうし・・・



うん。この際だし寝てしまえ。


そんな思いから、俺はものの7秒で眠りに着いたのだった。