「別に説教しているつもりは無い。それに、それはお前の本能だろう」




「・・本能?」




「説明は後だな。着いたぞ」




目の前には、昨晩見たときと変わりない八木邸があった。


・・・変わっていたら、困るけどな。



俺はそのまま門番に目もくれずに再び歩き出す。



「ちょっと待ってください」


そんな俺を後ろから呼び止める奴が・・・。



「何だ?」


「あなたが間者ではないと言う証拠が無い限りそのまま通らせるわけには行かないんですよ。平助、縄」


「はいよ」


俺から目を逸らさずに藤堂にそう命じた沖田。いやしかし・・・藤堂、どこからその縄出した?