既に夜の帳が迫っている―――。






少々スピードを上げながら気配を辿っていけば宿からそう離れていない場所で皐の気配がした。




「皐っ」



「遅いぞ燦!」



遅かねぇーよ。と突っ込みたかったが今はそんなことをしている暇もなさそうだ。



「何だ。一番でっかいのは倒したのか」


「当たり前だ。厄介なのを最後に残してどうしろと言うのじゃ」


「別に。って、何毛づくろいしてんだよ!」


「後は任せた」


・・・後で絶対炭火焼にして食ってやる!!



そんなことを考えながら、次々と襲ってくるソレを倒す。



武器を身につけず、素手で・・・。