偽り王子


「帰っても暇やしなー。DVDでも借りてく⁇」
『いいね-♡借りよ-‼』

それから恋愛映画を借りて、コンビニでおやつ沢山買った。

「沙耶手・・・」
『ぇ⁇』
「手繋いで帰らへん⁇」
『うん♡』

すぐについたけど、少しの間でも幸せだった。

私の中での優馬は、
優しくて、かっこいい彼氏だった。

この後何が起きるかも知らずに。
勝手に幸せに浸ってた。