お前なんかに言われたくない、 私を全て見透かしているような言い方するな、…… っていう、私の心の叫び。 「まぁ 俺も殺し屋だし、嘘つきだ。 けど優花ほどじゃないよ」 「…………は? 同じでしょ。 むしろ真紅のほうが嘘つきだ」 真紅はあきれたように『よく考えてみろよ』と言い、 さっき私があけた距離をつめる。 「俺は自分に嘘はつかないよ? 自分が思ったこと 感じたこと。 ぜんぶ受け入れる。 だけど………… 優花はどうだと思う?」