嘘つきシャボン玉の恋ゲーム

「平気なら、もちろん俺にも勝てるよね。
だったら今、勝負しよ。」

「勝負っ!?」

「はい。ハンデ」


真紅はポケットから取り出した、
折り畳みナイフを私に渡した。

「だから 合気道だって・・・・
ま、いいか。」


「優花が勝ったら、これから一人で帰ればいいし。
負けたらこれからも一緒に帰るから。」