(あたしは…。) 正直、あたしも佳代と同じ風に思ってたから、 否定なんて出来なかったんだぁ…… だからといってさっきまで仲良くしてた子を貶すなんて勇気もなかった。 けど亀裂は日に日に侵食した。 あたしたちが、りえっちを良く思っていないことに勘づいたのかな?、 りえっちはより性格のひん曲がった子になっていった。 それで秋の序盤には佳代は本人の前でも愚痴を言うようになる。 あっという間に佳代とりえっちは険悪の仲に。 まるで数ヶ月前までの日々は夢みたいに消え失せていた。