「あれ?理恵子もまだ寝ないの?」 「うん!」 理恵子の家の庭は広くもないけれど手入れが行き届いていて、躊躇なく座れた。 ちなみに塀があるから外からは見えなくなってる。 今は雲の少し掛かった月を二人占めしている気分! 「あ、そうだー、小百合。」 「なに?」 「あたしのこと《パンダちゃん》って呼んでくれないの?」 (…へ?)