勿論心の声が優花に届くことはない。 サラサラな優花の髪を撫でれば 「うーん」と唸る。 !? ………意外と眠りが浅い? 無防備だった優花が…………いつでも警戒するようになったてことかなぁ。 (あたしに出来ることは何もない。 けど 心の支えにならなきゃ) あたしは静かに決意した。