嘘つきシャボン玉の恋ゲーム


*…*…*…*…*…*…*…*…*…*


「ふぁ………」

真夜中。
あたしはモソモソ布団から這い出た。

猫の目みたいになってるあたしにとって電気は必要ない。


…なんだか寝れないよ。
2時間ぐらい布団の中で目を瞑ってたけど、
眠りにつけなかったんだよねぇ

確かに眠かったはずなのに………
いざ寝ようとしたらあたしは ミントのガムを噛んだときみたいに目が冴えちゃった。


(なんで寝れないの〜!?)

そんなことを思いながらトイレに行き、キッチンに行き、水をごきゅっと飲み干す。

水はあたしの喉を十分すぎるほど潤してくれた。


静まり返ったキッチンでは少しでも動けば音を発する。
それがまるでゲームみたい。