●〇……
……このような討議をしていたら、あっと言う間に1時半。
こんな話耽るなんて予想外だった。
眠くなるのも当たり前だよ。
「……ねぇ、もう寝ない?」
すっかり気力をなくした小百合は小さく欠伸をする。
私は大きく首を縦に振った。
「そうしようか。」
「え。う。、
えーー、、うん。」
(自分自身眠たいくせにまだ喋りたりないのか!?)
口を尖らせ不満気な顔をする子供一人を横目に、私はせっせと寝る準備をする。
《パチン》
電気を消せば、安らかな闇が三人を包み込んでくれる。
眠いからか先程からは考えられないほど皆静かに思えた。
私は布団に深く潜り込み、
静寂の中でも消滅しそうな声で思ったことをそのまま呟いた。
「いいでしょ。明日もどうせ三人でいるんだから。」



