「私は分からない。 恋なんかしたことないし、 今まで人を拒絶していた分、どうしたらいいか分からないんだ。 それに、自分を殺そうとしてる奴を好きになることはあるのか?」 私は想いを吐き出した。 自分では答えを出すことが不可能だと感じたからだ。 二人には全てを話したし、 小百合はどうか知らないが………、 恋愛経験が豊富な理恵子なら的確な助言をしてくれるはず。 だが意外にも口を開いたのは小百合だった。 「美光くんは本当に殺し屋なの?」