嘘つきシャボン玉の恋ゲーム

ねつ、、、、熱…………?

(……………。)


*…*…*…*

『でも…………今、お金ないし…』

『そんくらい俺が払うって。』

『いいの?』

『ああ。そんぐらい楽勝。
だから心配しないで。』

真紅は笑いながらポンと私の軽く撫でた。

前と違って私は、それだけで熱を帯びた。

*…*…*…*


『出来たよ。』

『あ………さんきゅ。』

ふと、鏡を見れば紅潮した私が映っていた。

赤い赤い、熱気がすごい私の顔。
こんな自分自身の顔初めて見た。

*…*…*…*


……考えてみれば、あったような…。

巡らせた記憶によれば熱があったような場面がいくつかあるけど、

(いや!私は熱なんてない!)

と、私は最終的に否定した。



「熱なんてあるはずないだろ?」