「じゃあ優花にしつもーん! 真紅くんの笑顔は嫌い?」 (い………いきなりだな!) 「嫌い。」 「ず、随分即答……」 驚いている小百合の横で、 ふーん……と枕カバーの余ってたるんでる部分を弄ぶ理恵子。 (ふーん……って何が言いたいんだ、こいつ。) 私は全然読めない理恵子に首を傾げた。 「じゃあ、次ね♪ 最近、熱ある?」 …………は?