「ところで優花は誰にあげるの?」 「私は………。」 と、そこで真紅の顔が脳裏に過った。 な、なんであいつが出てくるんだ!? 私があげたい人は真紅とか、ないだろ!? 自分の頭がよく理解出来ずに混乱していると、 ふと柔らかい笑みで私を見つめる二人が映った。 「ちょっと!なんで微笑んでるの!?」 「いやー、優花は乙女だよねー。」 「そだねぇー!」 ……楽しそうな二人が恐ろしく見えたのは初めてだ・・・・