●〇…… 真紅に連れ回され、いつの間にか私と真紅の手は手提げ袋で一杯になっていた。 「………真紅。」 「なに。」 「疲れた。」 「そうなの?雑魚いね。」 ぉい。軽く酷い言葉吐いたな、コイツ。 なんだかんだ楽しかったが……楽しいからといって、疲れが積もらない訳がない。 というか真紅といると鼓動が速くなったりとかが原因な感じ。 ちなみに代金は全て真紅持ち。 おかげで私のサイフには福沢さんも野口さんも健在。 勿論、金を払う気ははなっからないけど。