100万回のKISS






「重いから、」




「え、あ…ごめん。」




あたしは変態野郎から降りて


「……ありがとう」




あたし絶対顔真っ赤だよ…。





「じゃ、」





変態野郎は

階段を上がって行った。




短くて、短くて…


少しの間だったけれど



あたしには


長くて、長い時間だった。