心の中で溜息をつきながら、居間を後にした。 後ろには2人が付いてくる。 き、気まずい。 「あ...ここ、部屋...です」 「ありがと。」 そう返事をしたのは、赤茶色の髪をした人。 2人を区別するものは、髪の色だ。 「なぁ、どっちにする?」 「俺、どっちでもいいけど」 どちらかというと喋らないのが栗色の髪をした方。 クールっぽい雰囲気がどこかにある。 「なぁどっちでもいいの?」