と悲しそうな瞳で
あたしを見つめる....
眞城の姿があった。
その姿は、紫音のさっきの顔と
ソックリで。
ギュッと胸が締め付けられる思い....
「おやすみ。」
クールフェイスな眞城は、
ちょっぴり眉を下げテレビの方を向いてしまった。
「おやすみ....」
パタンと扉を閉め、部屋に戻る。
どうしてだろう。
あの顔が、凄く切なくて
悲しくて
忘れられない。
あたしは、何か大事な事をわすれているんだ。
双子と何かあったの...?
それから、当分寝付けず
クマのぬいぐるみの顔を見て
ギュッと思い切り
目を瞑った。