真後ろから、紫音の声がした。 聞き分けれてるあたしって、凄い! 「開いた」 「眞城の前で、何してんの。」 紫音は、コンビニに行って来たらしく 袋をぶらさげ怪訝そうに眉をひそめた。 「いや。たまたま通っただけっていうか? お風呂開いたよって、言おうかなって。」 紫音は、ふぅんと小さく呟くと ちょっぴり切なそうにあたしを見た。 「クマのぬいぐるみだけどさ....」 またその話か... なんで2人はぬいぐるみにこだわるんだろう。