腰掛けに座ると紫音は、 ベットにあるクマのぬいぐるみをジィーっと見た。 ん?? なんで、そんな真剣なまなざしで観てるんだろ。 「このぬいぐるみがどうかした?」 「....別に。これ、誰かに貰った?」 眞城も、続いてぬいぐるみを真剣に見る。 2人そろってどうしたんだろ... 変なヤツら。 「思い出せないけど、多分。」 誰だったろうか。 ずっと大事にしてきた気がする。 ピンクのかわいらしいクマ。 ブルーのかわいらしいクマ。 凄く、大事な事だったような....