LOVE GAME ~甘い王子~


おそるおそる古い扉を開ける。

待っているのは、おかあの説教か
じぃちゃんのゲンコツだ。







「ごめんなさいッッ!」







意を決したあたしは、入るなり謝った。
頭を下げ、大きい声で。

だけど、おかあの声も、じぃちゃんの声も聞こえない。
なんか...おかしい。
そう思い、おそるおそる顔を上げた。









「...へ?」










そこに居たのは、驚いた顔をしている綺麗なお姉さん..と
そっくりな同じ顔をした、2人のイケメンが
あたしを......見ていた。









「バカね!希菜子!
恥ずかしいわぁ!ごめんなさいね///」