「ん。俺?いいんじゃねぇ?別に減るもんじゃねぇし」 「減るんだっ!」 眞城の背中を押して、ドアを閉めた。 アイツら......疲れる.... 朝からドッと疲れが。 「...なんで居るの?」 「待ってた。一緒に学校、行くんだろ?」 朝ごはん、食べてないけどいいか。 学校で食べるし.... 「行く。」 双子の制服姿はカッコいい。 青いチェックの入った紺のブレザー。 軽くワックスをつけた赤髪と そのままふわふわしている栗色。