「何、その顔。超ブサイク。」
「っあ!?失礼なヤツ!
もともとこういう顔なんですけど」
失礼だし、ウザいし、なんか俺様だし
口悪いし....
この双子とこれから生活?
さいてーさいてー!
「笑ってみ?」
「むーり!あんたらの前で笑うもんか」
紫音はクスッと笑った。
その笑みも、バカにされてるかのように見える。
「あのねぇ?王子か、何だか知らないけど。
あたしは、ぜーったいにあんたらの
思い通りにはならないからなっ!」
フンッと鼻をならし2人を指差した。
宣戦布告だ。
「....ふぅん。分かった」
「なら惚れさせるまでだな。」

