『バタンッ』 突然、開けられた部屋のドア。 そこには、お怒りモードのおかあが居た。 「希菜子!あんた、まんが読んでるだけでしょ? お店の手伝いしなさい!」 お店の手伝いとか言っている割に、 なぜかお洒落をしている、おかあ。 エプロンなんてしてなくて、まるで 参観日に行く時の様な格好だ... 「仮装大会でも行くつもり?」 我ながら、ウザいと思う発言。 おかあは顔を引きつらせながら 「そんなのだから彼氏が出来ないのよ...』 とため息に近い声を出した。