表情を変える事無く、眞城はもう片方の耳元で囁いた。 両隣りに王子って、 両手に花って感じ? じゃなくて、冗談言ってる場合じゃねぇっ! 「ばばばば...バカじゃないの!?」 慌てて2人から離れる。 「希菜子って、おもしれぇ。 顔...真っ赤だけど。」 そう言われ、顔を両手で覆うと 確かに熱い。 熱を持ってるみたいに、 ジンジンとする.... こんなの、 あたしらしくないっっ!! 男っぽくてガサツでお色気ナシって 幼馴染に言われてるあたしが 何を照れてるんだっ!!!!