「遥ちゃん…!!」

インターホンを押すと、すぐに優しそうなおばさんが出てきた


「良かった……っ」

おばさんは泣き崩れてしまう



「遥ちゃんを、ありがとうね。…君は?」

お父さん…だろうか?


「あ、クラスメイトの有馬優斗っていいます!」



「そうかい…有馬君も濡れているじゃないか。どうぞ、上がりなさい」



おじさんは泣き崩れたおばさんを支えて、中に入って行く