焦った…〜弘樹said〜

【正体の事なんだけどさ…】
帰り道にカノンが俺に聞いてきた。
俺はカノンの事が気になってた事がバレたのかと思った。そんなことよりびっくりしたのがカノンに正体の事を聞かれた事。

「人間誰でも猫かぶるだろ?」
って焦りながら言った。
「そういうことか〜!」
カノンは言ってきた。
やっぱりコイツにバレてない。
それからいろんな話で盛り上がった。

「あっ!私の家ここだから!弘樹の家どこなの?」
カノンの家ってここなのか!?
俺の家斜め前なんだけど…
「斜め前なんだけど。」
言ったらカノンはびっくりした顔で口をポカーンって開けたまま言った。

「近くない!?」
確かに近く。でも何か嬉しい。

「いつでも会えるな〜」
って勝手に口から出た言葉。おい!俺何言ってんだよ!!

「そうだね///」
って言ったカノンの顔が真っ赤だった。
もしかして照れてる?そうだとしたらめっちゃ嬉しいんだけど!

「じゃまた明日。」
俺は冷静さをたもって言った。これ以上いたら俺まで照れる。

「うん!バイバイ」
俺に手を降ってるカノン。まぢでかわいい。
ダメだ俺。完全にアイツにはまった。

〜弘樹said〜終了