って・・・アレ?

あたし、泣いてる・・・?



ガチャ



「奈美。・・・泣いてんの?」

「だって・・・、嬉しいんだもん・・・!!」

「そんな泣くなよ(笑)」

「うるさい・・・。」


ん?そーいえば・・・。


「ねぇ、雄のお父さんと花恵さんのお父さんは納得したんだよね?」

「あぁ。」

「花恵さんは・・・大丈夫なの?」

「なんとかなるだろ。」


なんとかなるって・・・、

そんな適当で大丈夫かなぁ・・・。




ゴチン



「いった!」


雄がおでこをあわせてくる。

・・・若干痛いんだけど。


「どうせそんな適当で大丈夫かな?とか思ってんだろ?」

「うっ・・・。」

「お前、表情にでやすいからな。」


そーなの!?


「お前のことはなーんでも知ってるから。例えば、スリーサイズ。上から・・・」

「ぅわぁぁぁぁ!!」


なんで知ってるの!?


「とにかく、このことは解決したんだから、そんな心配すんな。分かったか?」

「・・・はい。」

「んで、なんかあったらすぐに言えよ?いいな?」

「うん。」


返事をすると少し嬉しそうな雄の顔。


そうだよね。

あたしには雄がいる。

なにかあったら、迷惑をかけない程度に相談すればいいもんね。





あたしは、大丈夫。