【修斗side】
昨日、夜に電話がかかってきた・
そして、あいつに言われた一言。
「あの2人がまた付き合い始めたの。あなたの実力不足ね。・・・せっかく最後まで頑張ったら、また"あの子"に会わせてあげたのに。残念だわ。」
「あの子?・・・怜のことか!?」
「そうよ?あたし、あの子の居場所知ってるから♪見てたら分かるわ。修斗くん。あなた、まだあの女が忘れられないんでしょ?」
「だったらなんだよ・・・。」
「だから、もう一回あの2人を別れさせて、今度こそ雄くんをあたしのものにできれば、居場所を教えてあげる♪」
俺は・・・。
怜がまだ好きだ。
だけど・・。
俺は怜を捨てた。
もうあいつと付き合う資格なんてない。
だから・・・、
せめて謝りたい。
そして、もう一度。
ちゃんと
「ずっと好きだった。」
って伝えたい。
俺はそのことしか考えてなかった。
俺は、また雄を裏切る。
ごめんな・・・、雄・・・。
だけど、俺は・・・。
【修斗side 終】

