「…はぁ~…。これから先、真っ暗だな。何にも見えない。」 僕は独り言をつぶやいた。 ――シュッ 少し先の所で何かが物凄いスピードで通り過ぎた。 「はぁはぁ…。」 荒い息遣いが聞こえる。 ――ガサガサ 恐れながらもその正体に近づく。