「…うん。分かった。」 「それだけか?」 「うん。ありがとう。」 これ以上隣にいるのはやめよう。 そう思って、リビングに戻った。 少しすると、爽麻が両手にお皿を持ってきた。 その2つのお皿は、あたしの目の前に置かれた。 「え?」 どうして、2つ? 「爽麻は、食べないの?」 「…あぁ。朝は食べない」 爽麻食べないなら、あたしの為になんて作る必要ないのに。 わざわざ作ってくれなくて良かったのに。