「…っ」 「!!!」 突然パチッと開いた爽麻の目が、あたしを捉える。 かなり近くにいたあたしは、反射的に離れた。 …び、びっくりしたぁ…。 心臓止まったかと思った。(もう止まってるんだけど) …って、何!? 何でじっとあたし見てんの!!? そんな瞳であんまり見ないでよ…。 「そ、爽麻っ学校は!?」 かなりアタフタしながら、あたしは視線をキッチンに逸らして訊ねた。 「…ダリぃ」 「はぃ!?」 今、何て?…ダルい?