「…じゃ」 「待って!!」 歩いてこうとする男の子に、とっさに引きとめた。 「…何」 動きを止めた彼の、呆れた視線が向けられる。 ごめんなさい、迷惑かけて。 でも、どうしても……。 「……あの。話があるんです。」 「……話?」 眉を顰める男の子に、小さく頷いた。