「でも、食えるんだよな?」 「え?あ、うん…」 食べれないことはないけど…。 でも、食べてもあまり意味がない。 「どうして?」 「俺だけ食べるのは嫌だから」 あ、なるほど……。 「いやいや!お金かかっちゃうし!!」 あたしのご飯なんか気にしなくていいのに!! これ以上迷惑かけたくない!! 「俺の言うことは絶対だ」 有無を言わせない爽麻に、あたしはそれ以上何も言えなかった。