「…風呂入って来る」 目の前に座っていた爽麻がそう呟いて、部屋を出てった。 …………。 テレビ見てる圭君をチラッと見た。 どうやらテレビに集中してるみたい。 …良かった。何話したらいいか分からないもん。 ホッとして、カップに手をのばす。 「あのさ」 「!?」 突然話しかけられて、肩がビクッと震えた。