「爽麻ーアイスないのー?」 キッチンの方から、圭君ののんびりとした声が聞こえた。 爽麻がチッと舌打ちしてる。 「ねーよ、そんなの」 呆れたように言ってる爽麻。 「えー、何で?…仕方ないな…」 ブツブツと何か言ってる圭君。 2人のやりとりがおもしろくて、思わず笑った。 「……」 ………。 無言の圧力、っていうのかな? ちょっと笑うくらい、いいじゃんね…。