「おっかえり~!!」 「えぇっ!!?」 家に入ると、圭君がテレビを見てた。 まさかいるなんて思ってなかったから、すごく驚いた。 でも、いる理由はすぐに分かった。 それは爽麻も気付いたようで…。 「ねぇ、どうだった?」 「はい、楽しかったです!!」 「幸せそうだね~」 「幸せです!!」 圭君が笑ったから、あたしも笑った。 「あっ…指輪…!!」 圭君があたしの手を見てつぶやいた。