ちょっと緊張してきた……。 だって、初めてなんだもん。 デ、デートなんて…。 ―――ピンポーン♪ その音に、あたしの肩が跳ねた。 だ、誰!? 今から出掛けるのに!! 「アイツ…」 爽麻がそう呟いたから、誰だかすぐに分かった。 「やっほー!!」 「………」 け、圭君……。 あなたって人は……。