「何で早く起きてるの?」 いつもは、あたしの方が先なのに。 「いや、目が覚めて」 「珍しいね」 「あぁ」 爽麻にもそんな日はあるよね。 あーでも、本当に怖かった…。 「飯食べるか」 「あっうん!」 離れてく温もりに寂しさを感じてる。 少しでも多く、爽麻の近くにいたいよ…。 そんなわがまま、言えないけど。