「爽麻を…お願いします」 あたしがいなくなったら。 爽麻の傍にいて下さい。 「もちろんだよ」 「ありがとう」 「こちらこそ、ありがとう。」 ねぇ、圭君。 あたしは、圭君に“お礼”言ってもらえるようなこと、何もしてないよ。 いつも甘えてばかりだった。 でも、“友達”という存在が出来て、本当に良かった。