「爽麻ぁ!!」 嫌だと思っても、過ぎてく時間。 残された時間は、当たり前のように減ってく。 「んー」 そう言って起きる爽麻に、一安心。 こうやって爽麻を起こすのも、あと少しなんだね…。 やっぱり、そう思うと寂しい。 「おはようっ」 「…おはよ」 でも、少しでも。 あたしは笑ってたい。 爽麻に、大丈夫って思ってもらえるように。