リビングに戻って、さっき座ってたところに、また座る。 残されてたオレンジジュース。 あたしはすぐにそれを飲んだ。 爽麻も静かに飲んでいる。 よく分からないけど、2人の間には沈黙。 沈黙になると、どうしたらいいか分からなくなる。 でも、何を話したらいいか分からない…。 キョロキョロと部屋を見回してたら。 ハンガーにかかってた制服が目に入った。 「え!?」 ビックリして、大きな声で叫んでしまった。 「…何」 あたしがうるさかったらしく、眉を顰めてる爽麻。 今はそんなの気にならなくって。