連れて行かれたのは、小さな倉庫だった。 入った瞬間、投げられて、壁にぶつかった。 打ったところが、ジンジンと痛む。 逃げたくても、もう逃げる場所はなかった。 後ろには壁。 迫って来るその男を、ただじっと睨む。 その顔は愉快そうで。 それが悔しくって仕方なかった。 こんな人に殺されたくなんかない。 まだまだ生きたい。