「…何」 「えっ!!」 どこからか声が聞こえてきた。 それは、間違いなく爽麻の声。 …でも、どこから声がしたの? 「そ、爽麻…?」 「だからなんだ」 呆れた声が、キッチンから聞こえてきた。 まさか……!! 「爽麻、何してるの?」 何言ってんだコイツ、みたいな目で見られてるけど気にしない。 「飯作ってるけど」 な、なななな…… あたしの唇がワナワナ震えた。