「きゃっ」 爽麻の顔を見る前に、あたしは再び爽麻の腕の中。 ど、どうしたらいいんだろうか…。 爽麻の行動を理解できないよ…。 「黙って聞け」 「う、うん…わかった」 こんな状況で話聞くなんて…。 あたし大丈夫だろうか…。 あたしの気持ち、そこは分かってないよね。 …なんて、冷静に考える余裕はなくって。 あたしは、落ちつくために静かに目を閉じた。